春の歌 | パパ・パパゲーノ

春の歌

 桜が咲くころになると、きまって春の歌を思い出しますね。好きな曲がたくさんあります。滝廉太郎(春のうららの…、春高楼の花の宴)、山田耕筰(春は早よから川辺の葦に…)、などなど。

 次の歌は昭和10年代初めにNHKラジオで放送されたものらしい。西宮の風景を歌ったものだとか。


 春の唄* 
     作詞:喜志邦三 作曲:内田 元

 ラララ 赤い花束車に積んで
 春が来た来た 丘から町へ
 すみれ買いましょ あの花売りの
 かわい瞳に春のゆめ


「かわい瞳」と字数が足りませんが、意味はもちろん「かわいい瞳」。

 次のも同じタイトルです。

 春の唄

     作詞:野口雨情   作曲:草川 信

 桜の花の咲くころは
 うららうららと 日はうらら
 ガラスの窓さえ みなうらら
 学校の庭さえ みなうらら


 「春の歌」というタイトルで思い出すのは、メンデルスゾーンのピアノ曲集『無言歌』のなかの1曲。「スプリング・ソング」という名前で知られます。(YouTube で探しましたが、よい演奏が見つけられなかったので、リンクしていません。)アンドラーシュ・シフというハンガリーのピアニストのCDをよく聞きます。

 シューベルトの『冬の旅』の中の1曲「春の夢」* というのも素敵です。
*を付けた曲にリンクしておきます。