いまさら人には聞けない
司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に出てきたと思いますが、日露戦争が避けられない事態になったときに、明石元二郎(あかし・もとじろう)大佐がヨーロッパに派遣されて情報収集にあたります。資金をたくさん用意して行ったのですが、それを流用でもしたかと勘繰られるのがいやで、補修の必要な自宅の修繕を帰国するまでやらせなかった。必要経費以外の費用はそっくり国に返した、という話でした。
その明石大佐が、パリかどこかで、ロシア革命の準備をしていたレーニンに資金援助をした、ということも出てきます。後方撹乱のためにも、国内で革命を起こさせるのは賢明なやり方でした。その資金のおかげ(だけではないでしょうが)がめぐりめぐって、日露戦争に日本が勝つことができたということでした。
さあ、このお金が、当時の円だったのか(まさか江戸時代の1両2両の両ということはないでしょう)、金塊を渡したものなのか、それがわからない。どういうお金だったかは、小説の中に書いていなかったと思います。
夏目漱石も明治時代にイギリスへ国費で留学したわけですが、そういうとき、現地通貨に両替するのは、何と何との交換であったのか、私は、じつはさっぱり理解できていないのです。
今のように、円でドルでもユーロでも買うことができる時代ならまだ理解の範囲なのですが(もっともそれだって、円高・円安の仕組みは理解できていません)、当時の通貨の交換ということになるとお手上げです。経済学というものを勉強しなかったので、当然といえば当然なのですが、せめて、自分なりに理解したいと考えて、遅まきながら、経済学の教科書(マンキューというアメリカの学者の、現在もっとも標準的なものだそうです)を買ってきました。もし、わかったらご報告しますね。
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