ユースキン
寒さがつのって乾燥する季節になると、たださえ衰えた肌が、さらにカサカサになってきます。ことに、両肘の外側が象の皮膚かとまがうくらい、硬くなります。機能が落ちるわけではないので、ほうっておいてもいいかもしれませんが、気にはなる。それで、常備してある「ユースキン(YUSKIN)」というハンドクリーム(でしょうね)が欠かせないことになります。ご存じでしょうが、不透明の白色ビンにオレンジ色のふたのついた、中身が黄色のクリーム。
これを湯上りに患部にぬって、4、5日すると、硬くなった肘の皮膚が、スベスベになる。じつに効能にすぐれた薬だと思わずにいられません。
冬は、かかとにあかぎれがきれそうになることも多い。だから、かかとにも、この黄色いクリームを塗っています。
ヒアルロン酸やら、コエンザイムやらをふくんだ乳液を顔にも塗っておかないと、つっぱってきますしね。「潤」という文字が、化粧品にはあきれるほど多いということにも気がつきます。歳をとると、若いころには思いもかけなかった、いろんな手間がかかるものです。
このユースキンもそうですが、メンソレータムやタイガーバームなどの塗り薬は、それだけ単品製造している会社の製品のようです。効く仕組みは分からなくても、スベスベになったり、傷が早くふさがったりすればいいわけで、それが、常備薬として長続きしている理由でしょうね。
![]()