結婚式 | パパ・パパゲーノ

結婚式

 十なん年ぶりに結婚式に出席しました。8人いる甥・姪のうちの一人(甥)が、第1番目に結婚しました。義理の甥・姪および自分の息子2人を含むと全部で17人。みんな別々に結婚式を挙げるとすると、あと16回、そういう機会があるはずですが、10回あるのかなあ。結婚年齢が上昇しているらしいですが、自分の親族を見ても十分納得できます。
 
 明治記念館というところでの神前結婚式でした。おごそかなものです。竜笛と筝との伴奏がついて、神官の祝詞が読まれます。祝いの舞は、巫女さんが昭憲皇太后の御詠の朗詠にあわせて、(たぶん)平安時代ふうの振り付けで踊りました。昭憲皇太后という方は、明治天皇のお后ですね。場所柄の選歌ということでしょう。
 
 その日は、同じ場所で、28組もの結婚式があったようです。案内板に名前が列挙されていました。お見かけしたのは花嫁・花婿5、6組ですが、みなさん20代、行っても30代前半という感じでした。甥も27歳寸前ですから、早すぎも遅すぎもしない年齢です。
 
 続く披露宴には、たくさんの若い人たちが出席してくれました。仲人もいない、祝辞も新郎側・新婦側それぞれお一人のみ、あとは、ふたりの赤ん坊のころからの写真映写ぐらい、歌舞音曲はスピーカーから流れる音楽だけ、いたってシンプルな披露宴でした。お料理はチャイニーズ。これも結構でございました。
 
 「金襴緞子の帯締めながら 花嫁御寮はなぜ泣くのだろ」という歌はまったく似合わない時代になった(すでに相当前からそうですが)と、あらためて感じた次第です。


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