日本語入力
最初の日本語ワードプロセッサJW-10という機械が発売されたのは、1978年9月26日なのだそうです。9月26日は、ですから「ワープロの日」なんですって。当時、東芝にいらした森健一先生(現在は東京理科大学教授)が(おそらく)研究のチームリーダーでした。この先生もノーベル賞候補にあがっても少しも不思議ではない。2006年に、文化功労者に選ばれました。
そのワープロは発売当時630万円(!!)だったそうです。その後、続々とワープロ専用機というものが発売になり、文章を書くツールとしてたちまち普及しました。ルポ、オアシス、文豪、書院などの名前はもうみんな忘れてしまいました。中古機販売サイトで見つけてメモしたところです。今では、ワープロ専用機を使う人はほとんど見かけません。ほぼ全員、パソコンのワープロ(一太郎とかワードとか)で、日本語を書いているはずです。
パソコンのなかで何がどうなって日本語になるのかはまったく理解を越えます。仕組みとして、MS-IME とか、ATOK とかいうものがあるのは知っていました。前者はワードの、後者は一太郎の変換ソフトですね。ATOK の K は、「かな漢字変換」の頭文字。
たいていの人は、ローマ字で入力して、変換候補をスペースキーで選んでエンターを押して決定しているはずです。私もずっとそうしてきました。
ところで、ケータイでメールを打っている人には普通らしいのですが(私のケータイはもうメールの機能がなくなっちゃったので、私はここしばらくやっていないので打ち方を忘れました)、「学習機能」が発達していて、直近に入力した単語(文字列)が候補の最初に出てきて、それで決定していくのだそうですね。パソコンのワープロでもできるらしいけれど、じつは入力は、MIFESというエディタ・ソフトでやって、印刷する際に、ワードや、一太郎に流し込むようにしています。
この学習機能を全面的に取り入れた日本語変換ソフトが、富士通から出ていた Japanist というもの。ビックカメラで4千円といくらかで買ってきて入れて見ました。MIFES で入力するのも前よりラクになりました。使い勝手をためしてみて、また報告しますね。
【11月2日付記】メールの機能は付いていました。これまで、ケータイにメールを下さった方は、同じアドレスですから、どうぞお送りくださいね。
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