ノーベル賞
小林誠・益川敏英の二人の先生が、南部陽一郎先生とともに今年のノーベル物理学賞に決まったというニュースは、久しぶりに「よいニュース」を聞いた思いがしました。すると、次の日、下村脩先生がノーベル化学賞受賞のニュースが続きました。アメリカ在住の二人の学者たちの立ち居振る舞いの矍鑠としていることに、日本中が驚いたのではないでしょうか。姿勢がよくて、服装もおしゃれで。
小林先生は、つくばの高エネルギー加速器研究機構というところの名誉教授、益川先生は京都大学、南部先生はシカゴ大学、下村先生はボストン大学の、それぞれ名誉教授なのですね。
小林・益川両先生は、「小林・益川理論」という、二人の名前を冠した理論が評価された結果だそうですが、対象は「素粒子」という物質の最小単位の話で、それがどうなっているか、というのですが、解説を聞いても読んでも、まるで分かりません。小林のK、益川のM、その前にイタリアの学者カビボ(Cabibbo)のCをつけて、CKM Matrix(CKM行列)というものがあるのだそうです。イタリアの物理学会では、なんでカビボ教授も一緒じゃないのか、と不満の声が上がっているんだとか。
「クォーク」という素粒子が、それまでは3つ(アップ、ダウン、ストレンジ)だったのが、6つある(チャーム、ボトム、トップ)はずだという理論を提出(1973年ごろ)して、のちに存在がたしかめられたのだそうです。「CP対称性の破れ」がそれで説明できることになった。と書いてあるのを引き写しているだけですが、なにがなんだか分かりませんね、あいかわらず。
益川先生は、英語アレルギーであると広言なさっていて、「英語でスピーチするのが条件だったら授賞式には行きません」とテレビでおっしゃっていました。世界標準の学問を達成するのに、英語が必ずしも必須ではない、ということが明らかにされて、英語の勉強がなかなか進まない中学生や高校生たちが、少しはホッとしているんじゃないでしょうか。共同研究者の小林先生が英語のほうは受け持ったのだそうです。
さっき気がついたのですが、小林先生は1944年4月7日生まれなのですね。私より2日早く生まれたことになります。なんだか、こちらまで誇らしくなりました。
![]()