チャングム
ケーブルテレビの LaLa チャンネルで、2年前にNHKで放映された韓国の時代劇TVドラマ『チャングムの誓い』というのを土曜日の夜に、2話ずつ放映しています。私は最近見始めたのですが、じつによくできたドラマです。
NHKで放映されたときに話題になったのは知っていましたが、見逃してしまいました。ごらんになった方はお分かりでしょうが、「おしん」と「渡る世間は鬼ばかり」と、ちょっと古いけれど「細腕繁盛記」とをないまぜにして、李氏朝鮮の王朝歴史絵巻を繰り広げる、というおもむきです。
なんといっても、出てくる女優たちが、そろいも揃って別嬪ばっかりなのがよろしい。善玉も悪玉も、若い女も、権力の座にある(女王、皇后、女官長などの)年増もみなきれいな人ばかりです。
ひきかえ、いまはやりの「イケメン」韓国男優はめったに登場しない。こわもての悪相顔から、コミカルなひょっとこ顔まで、こちらもよくぞ揃えたという面々。ただし、せりふと表情とで、権謀術数、策略、陰謀、などを表現するのですから、いずれ劣らぬ役者ぶりです。
ひとりの薄幸の美少女が、朝廷における権力の頂点に登っていく過程で、これでもかこれでもかという艱難辛苦に耐えなければならなかった、というお話。
主人公チャングム(韓国音ではジャングムのようになるらしい)を演じるのが、イ・ヨンエ(李英愛)という女優。製作当時32歳くらいでしょうが、凛として、清潔な美女です。何度か来日しているそうです。たちまちファンになりました。節操のないおじさんですねえ。下がそのイ・ヨンエ嬢です。
