フォレスト・ガンプ | パパ・パパゲーノ

フォレスト・ガンプ

 たまたまWOWOWにチャンネルを合わせたら『フォレスト・ガンプ』をやっていました。金持ちになったフォレストの家に、失意のジェニー(一緒に大きな木の枝に腰掛けて遊んだ幼馴染)が訪ねてきて、二日か三日寝続けるあたりからですから、半分より後半でしょう。結局最後まで見続けました。

 

 フォレストが2階の寝室に行くジェニーに「結婚してくれ」と言いかけると、ジェニーが複雑な表情で「それに値しない女だ」という気持を伝えようとします。フォレストはこう応じていました。

 

 「僕は頭はよくないけど、愛が何であるかは知ってるよ」

 

 その晩、フォレストのベッドにジェニーが入ってきます。翌朝早く、タクシーを呼んでジェニーはどこかに帰っていく。呆然と日を暮らすフォレスト。ジェニーにプレゼントされたナイキのランニング・シューズを履いていて、突然走り出す。それから3年と何ヶ月かアメリカ中を走るのでしたね。テレビもその姿を中継するので、どこかの街でウェイトレスをしていたジェニーも気がつき、フォレストに手紙を書いてこの街に来るように伝えます。その街のバス停のベンチで隣のおばさんに話しかけるところから、映画自体は始まったのでした。

 

 何年ぶりかで会ったジェニーには息子(父親と同じ名前だと言ってフォレストという名前)がひとりいて、こんどはジェニーのほうから、フォレストに結婚してくれと言います。めでたく結婚したけれど、ジェニーはウィルス性の難病で明日をも知れぬ命です。ジェニーにせがまれて、フォレストがこれまでに見てきた美しい景色の話をします。ヴェトナムの雨後の星空、船から見た沈む太陽、アメリカ大陸を走りながら見た朝焼け、などなど。ジェニーが「私もあなたと一緒にいてその風景を見たかった」と言います。すかさず、フォレストが答える。

 

 You did were. (一緒に見ていたさ)

 

 たまたまひとりで見ていたのですが、終わりに近づくにつれて、涙が止まらなくなってしまいました。何度みても名作です。

 

 ジェニーを演じたのがロビン・ライト・ペン(ショーン・ペンの奥さん;結婚していないらしいけれど)、息子フォレストが、ヘイリー・ジョエル・オズメント(シックス・センスやAIのあの子役)、そして、今日は見られなかったけれど、フォレストの母親はサリー・フィールドでした。ゲイリー・シニーズも出ていました。

 

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