クロックワイズ | パパ・パパゲーノ

クロックワイズ

 時計の針のように回ることを英語で「クロックワイズ(clockwise)」と言いますね。日本語では「右回り・時計回り」などと言う。反対回りは「アンティ・クロックワイズ(anticlockwise;counterclockwise とも)」。「左回り・反時計回り」。


 この英語の単語は、19世紀にできたのだそうです。それ以前にも針が回る式の時計はあったようですから、もっと古くからある言葉かと思っていました。


 「-ワイズ(-wise)」は、「…の方向に;…の位置に」という意味の接尾語です。他にもいくつか意味があるようですが。〔otherwise(別のやり方で)の -wise は「方法」の意味だそうです。〕


 その言葉(クロックワイズ)ができる前には、右回りのことを英語ではなんと言っていたのでしょうか? いまは調べがつきませんが、わかったら報告しますね。


 風呂(浴槽)の栓を抜くと水がドレインから流れ落ちますが、最後のあたりになると、水の流れが必ず「左回り、反時計回り」になります。すなわち「アンティ・クロックワイズ」。半可通で書いているので、間違えているかもしれませんが、この現象(というほどでもないけど)は、北半球に限って起こる、南半球では逆になる、と、ずいぶん前ですが、何かで読んだ記憶があります。


 赤道直下の場所で、水を入れたバケツと漏斗(じょうご)を持って、半球を北へまたぎ、南へまたぎして、水流の回り方を実験した人がいる、というのも、同じ記事で読んだような気がします。それだけやるためにでも、赤道の通る国に行ってみたいと思ったことでした。


 地球が巨大な磁石である、というのは理科で教わります。磁力の作用によって水流の回り方が変わるのだという。どういう原理だったか、説明した文章も読んだことがあるけれどみんな忘れてしまいました。


 お風呂の掃除をしていて、水道のホースから出る水の加減では右回りになっていた流れが、水道をとめて少しすると左回りになるのに気がつきました。忘れないうちに書いておきます。


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