ビールのうまさ
アメリカ映画で、ビールの栓を抜いて、そのまま瓶からラッパ飲みするシーンを見かけることがあります。コーラやジュースだと大丈夫なのですが、ビールのジカ飲みはいかにもまずそうだ。
ビールはキリキリに冷えていないと、とくに夏は、飲む気がしない、という人も少なくないようです。
ヴェローナの公園で、暑い日でしたけれど、ぬるい(いわゆる常温の)ビールを、しかもジカ飲みでやりましたよ。大きめのハム・チーズのサンドイッチと一緒に。このビールが、なんとうまかったのですね。
いったいに、イタリアの食べ物は、日本のに比べて塩味が濃いと感じます。それを飲み込むのに、アルコール度数が日本のそれより高いビール(ハイネケンとか、イタリア産のナントカとか)が合うのですね。冷たいことがうまいビールの条件では必ずしもなさそうです。
ふだん、じつはあまりビールは飲みません。すぐ腹が張ってくるようで、コップ1杯飲んだら、すぐ別の酒(ならなんでもいい)に移ります。通常は冷やしてあるのも、ひょっとしたら、敬遠していた理由かもしれない、と思い当たります。
スーパーで缶ビールを何度か買いましたが、そのまま、冷蔵庫に入れずに飲んでうまかった。ホテルの冷蔵庫に入れさせてももらいましたが。
湿気の少ないヨーロッパで飲むからビールがうまいのか、と思っていました。そのこともあるかもしれませんが、どうも、アルコール度数が影響しているような気がしてきました。昨日はようやく夏の暑い日がやってきました。汗だくになってパソコンに向かいましたが、それでも、ああ冷えたビールが飲みたいとは思わなかった。早く、焼酎のオンザロックを飲みたいと思ったのですから。
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