キャッシング | パパ・パパゲーノ

キャッシング

 今日(7月5日)のレートでは、1ユーロは167円後半です。ずいぶんユーロが高いので、ヨーロッパへ旅行しようとする人は二の足を踏んでいるかもしれません。


 都市銀行や、大黒屋のような両替屋、あるいは、成田空港の出発ロビーにたくさんある銀行の支店で、外貨へ両替をする人がたくさんいます。空港などでは、行列を作っていました。


 ユーロを買う場合も、売る場合も、それぞれ手数料がかかります。当たり前ですが。いま調べたら、たいてい1ユーロあたり手数料4円前後というのが多い。何十銭でも安いところで両替したいのが人情です。ネットでは、ここで両替するのが安い、という情報が飛び交っています。


 イタリアの街中でも、両替屋さんをたくさん見ました。滞在中もユーロが少しずつ上昇しているようで、つい数字を見てしまいます。


 出かける前に、ネットで教えてもらったことの一つに、「クレジットカードを使って現地のATMでキャッシングをする」というのがありました。これだと、両替手数料は取られない。その代わりに、利息を払う。年利18%だとしても、いわゆる、1回払いにすれば、最大40日分の利息を支払えばよい、とありました。1ユーロについて3円くらい。つまり、手数料4円を払うより1円トクだというものです。こまかい計算の仕組みは結局理解できなかったのですが、なにごともベンキョーですから、ミラノの銀行の建物の中のATMで250ユーロのキャッシング(つまり借金)をしてみました。引き出し限度額があるようでしたが、金額を忘れてしまった。


 後日届いた計算書を見ると、たしかに1ユーロあたりの利息は3円くらいでした訂正:もう一度確かめたら、なんと1ユーロあたりの利息は2.28円でした。平均手数料の半分ちょっとです。借り入れ当日のレートは165.82円】。これから外国旅行にお出かけの方は、出発前に用意する外貨(これは現地に着いて汽車やバスやタクシーを利用する場合どのみち必要)は少額にして、現地でキャッシングという方法もあると記憶してください(おすすめしているのではありませんよ)。ただし、現地キャッシングは、人通りの多い場所のATMだと物騒なこともありうるので、くれぐれも、銀行の建物の内部のATMを利用してください。ミラノでは、自分のカードを通さないと、内部への回転ドアが開かない仕掛けでしたから、安全は確保されていました。


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