孫世代と同じ校歌を歌う
今使っているマシンで写真のバイト数を下げるやり方がわからないので、花の写真紹介を先に延ばして、今日も別の話。
藤棚に藤の花が咲きこぼれる公園で、「藤見祭り」の催しが行なわれていました。テントを張って、住民がジュースやおでんを売っています。それとは別に、各町会が町会ごとに持ち寄りの宴会を開いていました。午前11時に花火があがって花見の開始です。花火を上げたヘイさんは私の同級生です。
宴たけなわになったころ、カラオケのセットが広場の中央に持ち出されました。最初に、「秋田の美空ひばり」というあだ名のヤナコさん(これも同級生)が、「愛燦々」を熱唱し、会場中の(200人くらいか)絶賛の拍手を受けました。
何人かが歌を披露したところで、実行委員の一人、トーフ屋のヨシタカさんが提案して、小学校の校歌を歌うことになった。もちろんアカペラです。
朝の天台(あまだい:小学校に後背する山の名前)
明るい光
と始まるその校歌は、戦後すぐにできたものですが、今に至るまで校歌であり続けています。なにしろ、明治7年(1874)開校の小学校ですから歴史は古い。
現役の小学生男女10人くらいが歌いだしたところへ、ヤスユキさんと私とが駆けつけ、6年生のとき私どもを担任してくださったコヤマ先生(先生もこの小学校の卒業生)も駈け寄り、ジイサンたちと孫たちの斉唱になりました。年寄りは、もはや歌詞がうろ覚えなので、子どもたちに正しい歌詞を教えてもらいながら歌いました。50年前の小学生と今の小学生とが同じ歌を歌う。涙がこぼれそうになりましたよ。
まもなく、別の小学校との統合がなされるのだそうで、この校歌もおそらく60何年かの歴史をとじることになるのでしょうね。
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