索引の作成 | パパ・パパゲーノ

索引の作成

 1冊の本を作る最終段階に、索引作成ということがあります。これが一筋縄では行かない。
 
 著者(達)に、索引にとるべき項目(事項・人名・語彙など)にシルシをつけてもらいます。今ではマーカーでチェックすることが多い。昔は、鉛筆などで、マル囲みしてもらっていました。
 
 まず、昔(40年ほど前)教わったやり方。マークした語句を、単語帳に使うようなサイズの紙片(6×2センチくらい)にひたすら書き付けていきます。このとき絶対忘れていけないのは、その語句が出てきたページを記入すること。
 
 ジャンルごとに小カードを分けておいて、あいうえお順、あるいはABC順に並べていく。木製の専用仕分け棚のようなものを、大工仕事の得意な人が作ってくれてあって、それを使いました。5段10列のもの。裏表に使う(片面が「あいうえお」、片面がABCの文字を木枠に書いておく)ために、中空になっています。
 
 その小棚にカードを並べていきます。「あ」から「わ」まで並べ終わったら、「あ」で始まる語句をさらに、その中で順になるように並べ変える。すなわち、今なら、コンピュータで「ソート」するところを、頭で考えながら並べていました。使い古した原稿用紙などにそのカードを並べて、セロテープ(はもうありましたね)で止めて、ダブリを消してページ(本の用語としては「ノンブル」)のところのみ、カンマでつないで印刷するように指定します。言葉で説明するのももどかしいものですが、作業もなかなか難儀しました。
 
 今は、コンピュータで自動的にできるから楽でしょう、と言われることがありますが、作業の内実は、上で書いたようなことをコンピュータが手助けしてくれるだけです。
 
 索引のコツは、どれを拾い、どれを捨てるか、に尽きます。多すぎるのが一番こまる。その本のどこへ行けば目指す項目があるか、それが目的だからです。著者(達)のマークに対して注文をつけなければならないこともあるので、難儀はひとしおなのです。索引について書いておきたいことはまだまだありますが、煩雑なのでここまでにしますね。


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