数学が得意な人 | パパ・パパゲーノ

数学が得意な人

 昨日の高橋洋一『さらば財務省!』という本の初めのほうに、「数学が得意で、中学校のときに大学の数学を解いていた。高校の先生が、高橋君は授業を聞かなくてもいい。試験だけ受けよ」と言われた、という一節があります。大学受験の数学も、だから、なんの苦労もなかった、とも。それで、数学科へ進学したら、同級生たちはみんなそういう生徒だった、そうです。


 大抵の高校生たちは、数学が不得手で、まあ泣く泣く文科系に進学する人も多い。それにくらべたら、こういう人たちは天賦の才に恵まれた幸せな人々です。私の友人にも一人こういうタイプがいました。今でも大学で数学を教えているはずです。彼は、碁がものすごく強かった。大学生の囲碁クラブの学生たちは、そこからときとしてプロが出るくらい、みんなおそろしく強いのだそうです。友人は、50歳くらいのときでも、現役の学生と打ってまだ負けない、と豪語していました。


 将棋の羽生善治、谷川浩司、中原誠などという名人たちも、将棋そのものが子どものときから、滅法強かった。当然、学校の数学などは軽いものだったはずです。


 理詰めで考えることが好きで、かつ、性格のどこかに真っ直ぐなところがある子は、数学が得意になるようです。みんな数学者になるわけではないとしても。


 今でも、同じ年に日本で生まれる子どもは、100万人はいるはずです。一時は150万人くらいもいました。数学者になった私の友だちは、「それでも数学者になる才能をもって生まれてくるのは3人くらいだ」と言っていましたね、学生のころ。もちろん、自分はその3人のうちのひとりだということです。カナワナイナアと思ったことでした。


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