カラビニエリ
フィレンツェで、ガイドブックを見ながらトラットリアを探して、サンタ・クローチェ教会のそばを通ったところ、「なにをお探しですか」と若い日本人女性が声をかけてくれました。そばに恋人らしいイタリア男性がいます。ご親切に食堂の場所を教えてくれました。
お目当てのところへ行ったら「今日は休みです。仲間の店にご案内しますよ」と(言ったのだと思う)、店の奥から出てきたお兄さんが道案内して別の店に案内してくれた。表通りから一コーナーまわったところに「仲間の店」がありました。出入り口が違い、店の名前も違うのに、キッチンは共有している店のようでした。
そこに、さっき店を教えてくれたカップルがお客でいました。少し離れた席で夕食を終え、彼らの席に同席させてもらって、コーヒーを一緒に飲もうと提案しました。お嬢さんが通訳してくれて、もうすぐ結婚すること、結婚したらローマに住むこと、などが分かりました。
その店の先客として、アメリカの高校生たちが男女10数人いて、やかましいくらいの大声で話しています。ビールもワインもあけていたようです。他の場所でもアメリカ人の高校生達を見かけましたから、修学旅行のようなものがあるのでしょうね。
カップルのイタリア人の仕事は「カラビニエリ」だと言っていました。イタリア軍の憲兵ですね。普段は、普通の警察と同じように市内の警備などをしているようです。あとで気がついたのですが、テルミニ駅にも何人かいました。
アメリカのミステリーにも、イタリアのカラビニエリのことが出てきます。現物を目の前にしたのは始めてだったので、「へえカラビニエリですか」と少し大きめな声で聞き返したことでした。
ほどなくです。高校生達がシンと黙って、そそくさと出ていきました。知っていたのですね、カラビニエリが何であるかを。悪さをとがめられるかもしれないと思ったらしい。
このカップルは、今では二人の娘さんにめぐまれて、ローマで暮らしています。ときどきブログ画面で小さな美少女たちが紹介されます。見るのをいつも楽しみにしているのです。
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