裸のサル | パパ・パパゲーノ

裸のサル

 イギリスの動物行動学の学者、デズモンド・モリスに『裸のサル 』という面白い本があります。霊長類のなかで、人間は体毛のない「裸のサル」だという話です。人間だけが体毛がないというのだったか。


 別の人の本で読んだのですが、毛穴の数は、サルよりもヒトのほうが多いのだそうです。ほとんど全部が「うぶげ」状態なので、「ハダカ」に見える。長嶋茂雄選手の胸毛とか、ときどき背中に黒々した毛が生えている人もいますが、それは例外です。


 女子高校生が、スカートの下からむき出しの足をのぞかせているので、寒くないかしらと心配です。聞いてみた人(女性)がいて、やっぱり寒いのだそうです。靴下をはくのはカッコ悪いので我慢しているのだとか。


 飼い犬に衣類を着せている人もいますね。あれは犬にとっては迷惑なのではないかしら。見た目に可愛いので、着せているのでしょうが、私などは、見かけるたびに、なんだかおぞましいものを見た気持になります。


 むかし、「寒いから服を着るのではない。服を着たから寒いのだ」というテーゼを述べた哲学者がいました。「存在が意識を決定する」というヤツですね。その説に従えば、服を着せられた犬は、脱ぐと風邪をひくかもしれません。


 南極の昭和基地に残された「タロ・ジロ」というカラフト犬がいました。1年後に行ったら元気で飛びついてきたという。置いてきたというニュースのときよりも、無事だったというニュースのときのほうが、ずっと気の毒でした。寒かったろうなあ。


 梅が少しずつほころびだしましたが、まだまだ寒い日々が続くので、とりとめのないことを思っています。


クローバー        クローバー        クローバー        クローバー        クローバー