睡眠儀式
『オール読物』という雑誌を定期購読していました。30年くらい前。書き手が交代して綴るエッセイの一つに「私の睡眠儀式」だったか、「催眠儀式」だったかというものがあった。
書き手は作家が多かったので、要するに「眠れない」のを、どうやって眠りにもってゆくか、という文章が大部分でした。もちろん、酒を飲む、という人が多い。
子どものころから、眠れない夜というものをあまり経験したことがありません。そりゃあ、失恋したときとか、仕事で大きな失敗をしたときなどは、転々反側したことはあります。大学の受験の合否電報の届く日を(そのころは電報で知らせる学生アルバイトがありました。)1日間違えて、眠れないことはありました。間抜けな話です。
今は「あるある大事典」で教わった呼吸法を実践しています。番組を見る前から、中曽根康弘という政治家が取り入れている呼吸法は真似していました。あの方が長生きなのは、その呼吸のおかげだと言ってらしたことがあるくらいです。
原理としては二つとも同じです。寝る前に深呼吸を繰り返すというものです。「あるある」では、「ニニんが四」「四二が八」呼吸法と言っていた。まず肺から息を全部吐き出します。鼻から四つ、深く吸い込む。二つ休んで、八つに分けて口から息を吐く。これの繰り返しです。回数は適当。その後ゆっくり呼吸をしているうちに、「白河夜船」になります。そんなことをしなくとも、眠れるとは思うけれど、オマジナイのようなものです。