マイ・ブルー・ヘブン | パパ・パパゲーノ

マイ・ブルー・ヘブン

 ここのところ1日おきに、降ったり照ったりが続きます。昨日は雨でしたが、今朝はよく晴れました。北風が肌をさします。見上げると、雲ひとつない青空が広がっていました。


 思わず、口をついて出たのが、「マイ・ブルー・ヘブン」と「紺碧の空」でした。まず、「紺碧の空」。これは、早稲田大学・高校の応援歌ですね。高校野球に早稲田実業などが出場すると歌われたと思う。昭和6年、住治男という学生が作詞し、古関裕而が作曲したのだそうです。


  紺碧の空 仰ぐ日輪 

  光輝あまねき 伝統のもと
  すぐりし精鋭 闘志は燃えて
  理想の王座を占むる者 われ等
  早稲田 早稲田
  覇者 覇者 早稲田


小学生のころ(昭和30年ころ)、ケンちゃんのお兄さんに教わって「ハッシャ ハッシャ ワッセッダ」と歌った覚えがあります。この歌詞の「すぐし」は、おそらく「勝(すぐ)し」《きわだった》とあるべき活用形を、意図してこういうかたちにしたのだろうと思います。事情をしるしたサイトの記事によれば、応募作品を審査した西條八十が、ひとつも筆を加えなかったとのことですから、そう理解しておきます。訂正:「すぐる(選る)」は「選び出す」という意味。「よりすぐり」の「すぐり」のようです。古語のラ行四段活用の連用形だから、「すぐりし精鋭」でOKでした。「選んだ精鋭」の意味になります。


 「マイ・ブルー・ヘブン」というのも古い歌です。シナトラの甘い声で知られています。エノケンも日本語で歌いました。


 せまいながらも楽しい我が家

 愛の日かげのさすところ


という訳詩を聞いたことがありませんか。「ブルー・ヘブン」というのは、空そのもののことではなくて、幸せな我が家のこと(あるいは、そういう名前をつけた家か)を指すらしい。原詩にも、「笑顔と暖炉と心地よい部屋のある、私のブルー・ヘブン」とありますから。


 冬の青空の清冽を歌うには、二つの歌とも未だしというところですが、いい心持ちで駅への道を歩いたことでした。


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