スペインの雨
YouTube というはなはだ便利な画像サイトがあって、古い映画の一場面や、演奏会のシーンなどを音声付きで見ることができます。しかも一銭もかからない。
たまたま「スペインの雨」という『マイ・フェア・レディ』のナンバーに言及していたブログがあったので、探したら見つかりました。(YouTube の貼り付け方をまだ会得していないので、場面を見たい方は、グーグルで the rain in Spain と入力して探してみてください。)
The rain in Spain stays mainly in the plain.
(スペインの雨は主に平野にとどまる。)
という、発音矯正用に作った(意味のあるようなないような)例文です。これを、イライザ(オードリー・ヘップバーン)は、初めは、
ザ ライン イン スパイン スタイズ マインリ イン ザ プライン
としか読めない。いわゆる「コックニー」(ロンドンの下町訛り)です。この歌が始まる直前、
ザ レイン イン スペイン ステイズ メインリ イン ザ プレイン
と読めるようになった。居眠りしていたらしいヒギンズ教授(レックス・ハリスン)が、びっくりして、
again! (アゲイン!)
と(はっきりした二重母音で)言います。今では、イギリス英語でも80%以上が、「アゲン」と発音するそうですから、貴重な記録かもしれません。
この『マイ・フェア・レディ』の舞台になる地域は、ロンドンのメイフェア(Mayfair)なのだそうで、イライザはこの地名も「マイフェア」と発音していた。タイトルと地名とが掛けことばになっている、ということを、ずいぶん前のことですが、毛利可信先生 に教えていただきました。
「エイ」が「アイ」になるのは、オーストラリア英語にもあるので有名です。
I came here today. が、I came here to die. に聞こえるので、慣れないと驚くそうです。