綴り字大会
アメリカでは毎年綴り字大会が行なわれているようです。もう80年以上も続いているそうです。
12歳くらいまでの少年・少女が、審査員が発音する単語を聞いて、その綴りを1字ずつ言っていく。地方予選を勝ち抜いて、全国大会があり、最終20人くらいからは、テレビで中継される。昨日は、たまたま、1998年だかの大会の様子をドキュメントしたテレビ番組の再放送があって見物していました。
準備のための勉強がすさまじい。『ウェブスターの英語辞典』(B4版くらいのサイズで、細かい字で2600ページ)が、ボロボロになるくらい読み込んで覚えていくのでした。コンテストのスポンサーが、版元のメリアム・ウェブスター社ですから、さりげなく宣伝していたわけですが。
英語の単語は、ラテン語(フランス語)起源、ドイツ語起源、それに最近はスペイン語起源が入り混じって、複雑怪奇な様相を見せますから、いちいち覚えるのは負担だろうなあ、と同情しました。
読み上げられる単語が、順に難しくなっていくというのでもないので、運悪くあやふやにしか覚えていない単語に当たるとそこで敗退してしまう。
私が見たのでは、少女が優勝しました。パリンプセスト(羊皮紙写本)とか、語漏(ごろう、無意味に言葉を垂れ流す一種の病気、ロゴレーアというらしい)などの語をクリアーしていました。
『綴り字のシーズン』という、この大会をテーマにした、リチャード・ギア主演の映画も3年ほど前にありました。この大会のことを英語で Spelling Bee と呼ぶようです。ミツバチと同じ綴りですが、語源はどうも別のようです。編み物の集まり、とうもろこしの皮剥きの集まり、などを bee と言っていたようです。アメリカで主に使われました。