山本直純フォエヴァー | パパ・パパゲーノ

山本直純フォエヴァー

 「山本直純フォエヴァー:歴史的パロディコンサート」という2枚組みのCDがあります。コロンビア・ミュージック・エンタテインメント発売。2003年。


 第1曲が、ベートーヴェンの「交響曲第45番『宿命』」というもの。大筋は、ベートーヴェンの交響曲第6番を下敷きにしながら、3番も5番も断片が出てきます。出てこないのは2番くらい。かと思えば、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲、フニクリ・フニクラ、五木の子守唄、ソーラン節、などが入り乱れて、聴衆が大笑いする声が録音されています。


 1967年になんと2日にわたって、東京文化会館で行なわれたコンサートです。


 第2曲が、プロコフィエフ「ピーターと狼」。語りが、古今亭志ん朝です。台本を書いたのが、佐藤信夫・元国学院大学教授。3人がウィスキーを手に談笑している写真がCDのインナーというのか、中に挟んであるパンフレットに載っています。3人とも幽冥境を異にしてしまいました。


 大のおとなが、心から楽しみながら音楽で遊んでいる様子がよく伝わってくるCDです。