カルーソー | パパ・パパゲーノ

カルーソー

 ラッセル・ワトソンというイギリス生まれのテナー歌手がいます。軽やかでツヤのある、美声の持ち主です。このあいだ新星堂に寄ったら、もう5枚くらいもアルバムのある、日本でも売れっ子の歌い手のようです。


 その、ラッセルの最初のアルバム the voice の1曲に「カルーソー」というのがあります。ナポリ生まれのテノール、エンリコ・カルーソー(1873-1921)に捧げられた曲だと思います。ダッラ作曲。パヴァロッティも歌っていますから、イタリアの歌としては有名なものなのでしょう。中身は恋歌です。切ない感じが素敵です。


 カルーソーは、日本でも昔から伝説的なオペラ歌手として知られていました。イタリア語読みだとカルーーとなるはずでしょうが、濁らずにで通っていますね。


 このカルーソー本人と同時代の作曲家、レオンカヴァッロがカルーソーのために作曲したのが「朝の歌」(マッティナータ、 Mattinata)という曲です。最近知って、やはりワトソンが歌うCD(the voice ENCORE)を手に入れました。これも素敵な曲です。ドミンゴと聞き比べましたが、この曲に関してはワトソンの方に軍配を上げます。


 イタリア歌曲の明るさは元気が出ます。