年齢差
小柳ルミ子は、こんど石橋正高という人と結婚するようですね。27歳年下。俳優・石橋正次の息子だったと思う。前のご亭主、大澄賢也という人もずいぶん年が離れていました。
漫才の内海桂子師匠も、20いくつ年下の男から是非にと望まれて、かなりの年齢になってから結婚しました。
「人の恋路を邪魔する奴は馬にけられて死ねばいい」というくらいですから、どなたがどなたと一緒になっても、私の容喙するところでは、そもそもありえません。おもしろいなあ、と思って見ているばかりです。
江馬修(えま・なかし,1889-1975)という作家がいました。「綴方教室」で名を馳せた豊田正子という作家と夫婦でした。そこへ、50歳も年下の女子大生と恋に落ちて、というか、その女子大生に惚れられて、ついに結婚しましたね。そのことを書いた本を読んだことがあります。もちろん別人の作品です。
「愛があれば年の差なんて」という言い回しがありました。こういう例を聞くにつけ、そういうものかしら、と思うばかりであります。