音が跳ぶ | パパ・パパゲーノ

音が跳ぶ

 久しぶりに『コジ・ファン・トゥッテ』のCDをかけました。ベーム指揮の、おそらく2度目の録音CD。ヘルマン・プライとペーター・シュライヤー、グンドゥラ・ヤノヴィッツとブリギッテ・ファスベンダー、の組み合わせ。もったいないほどの耳の悦楽です。


 そのはずでした。ところが、第5曲あたりで、音楽が跳んでしまって、行ったり来たりします。気持ち悪いことこの上ない。昔、レコード・プレーヤーの針がピョンピョン跳ねることが、ときたまありましたが、あれと同じ現象が起きてしまいました。


 少し前、『バラの騎士』(カラヤン、シュワルツコプフ)でも、同じことが起きました。


 今年の夏は、おそろしく暑い日が続いて、CDプレーヤーも熱をもってしまい、なんというか、金属が膨張したせいでしょうか、他の時にはなんでもないCDが、やはり跳んでしまうことがありました。


 その、後遺症なのですかね。CDに生じた不具合を直してくれるCD屋さんがあるということを、Aさんが教えてくれました。入院させたほうがいいかなあ。


 プレーヤーは、ケンウッドの製品です。性能は、この40年余りのステレオ歴(学生のときも、ステレオだけはアルバイトしたお金で持っていました。大きいやつ)で、文句なしのナンバー1です。小さいのに音はいいし、扱いも楽だし。スピーカーなんて18センチ×30センチしかない(もちろんペア)のに、ヴェルディの『レクイエム』のフォルティッシモの大音声にビクともしません。


 立派なお寺に備え付けてあるスピーカーが、BOSE(ボーズ )社製だったりするのが面白い、という話はまた別の機会に。