テレホンカード
東京都内の公衆電話がどんどん少なくなっていますね。前は、テレホンカードを、パーティーなどの引き出物にしました。かさばらないので貰うほうはありがたかった。いまや、ケータイ全盛ですから、もらっても使うところがないし、景品として出すところもめったに見かけなくなりました。
国際電話がかけられる公衆電話ボックスは、というか、ボックスは大抵国際電話対応のようですが、それは、前より多くなったかもしれません。その目的でカードを使うことはまずありませんが。
ヨーロッパの公衆電話から、自宅に何度か電話をかけました。ヴェネツィアからも、ウィーンからも。アムステルダムでもカードを買ったと思います。すべて、日本のテレホンカードと同じやり方でした。差し込んで順番に番号ボタンを押して、通話が終わると残金が表示される仕組みです。
ところが、アメリカの(この間のニューヨークの)テレホンカードは、仕掛けが違いました。しかも、ブロードウェイのみやげ物屋で買ったのと、国連ビルの売店で買ったのとが、使える電話機・会社が違っていて、大難儀しましたね。
すでに記憶はアイマイですが、カードのウラに銀箔が引いてあるところをコインでこする(日本の宝くじにそういうのがあるようです)と、そのカードの暗証番号が出てくる。電話の向こうから聞こえる英語の指示に従って、番号を何度も押して、首尾よくつながればよし、ダメだと最初からやり直しでした。
2度目にカードを差し込むと、あと残額がいくらある、とアナウンスがあるのだったと思います。コンピュータを発明した国にしては、不便なことだと思いました。
10年ほどまえカリフォルニアからクレジット・カードで電話をかけたこともありますから、アメリカ国内の公衆電話でもおそらく可能なのでしょうが、やり方はわからなかった。