序曲
ヨハン・シュトラウスの喜歌劇『こうもり』のDVDを見ました。ウィーン国立歌劇場のライヴです。歌手達が気持よさそうに歌っています。初めて聞くオペラだと思っていたら、序曲が鳴り出したら、これは中学生の頃から聞いたメロディーでした。
ロッシーニの『セヴィリアの理髪師』の序曲も、昔から繰り返し聞いている曲でした。
LPレコードの前に、SPレコードというものもあって、子どものころ、手回しの蓄音機(!)で聞いていました。ついでながら、この手回し蓄音機のコレクションが、角館の武家屋敷・青柳家の博物館にありましたね。
オペラの序曲というのは、そのサイズの演奏時間に合っていたのでしょう。ラジオでも何度か聞いているはずです。
『フィガロの結婚』も、『ペールギュント』【訂正:これは組曲でした】も、そうやって序曲には親しんでいたのでした。
マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲、ビゼーの『真珠採り』の中の一曲、など、気がつけば、耳に親しんだオペラの曲はいっぱいありました。
『カルメン』の、これも間奏曲だったかのフルートの曲は、自分で何度も演奏したことがあるくらいです。
今では、全曲を心おきなく聴くことができるようになって、いい時代になったよなあ、という感慨がしばしば訪れます。いま日曜日の午後です。何を聞こうかな。