不得手
今まで書いたのはみな自分の好きなもの、好きな分野のことでした。わざわざ嫌いなものを挙げることもないですから。
嫌いというより不得手といったほうがいいものなら、たくさんあることには気がついています。63にもなって気がついていなかったらバカですけどね。
不得手の筆頭は犬猫です。とくに猫。向こうも気配が分かるらしくて、近づくと威嚇するような構えになります。子猫のかわいいのならなんということはないのですが。
犬も私にとっては「友」でもなんでもない。よく吠えられますから、これもやはり、こちらの気配を向こうが察知しているのでしょう。テリトリーを誇示するために、そこらじゅうにオシッコしているのは、種の習性ですからしょうがないとは思うものの、ハシタナイことこの上ない。もっとも、これも子犬なら問題ない。
香水の匂い。ポマードの匂い。
匂いは排他的なものですから、自分の好きな匂い以外はダメという人は少なくないかと思います。
「笑点」という番組の大喜利。おもしろいと思ったことがほとんどありません。
歌を歌うときに、無意味にふるえる声を出す人の声。演歌の歌い手にときどきいます。
「清しこの夜」という歌の最後の旋律が、
ドソミ ソーミレド
と歌われるのがダメ。トリハダが立ってきます。
「こちら、枝豆のほうになります」
の「ほうになります」という文句。「枝豆おまちどおさま」と言ってもらったほうがずっと気分がよろしい。
いくらでも思いつくので、性格の悪さが(これ以上)ばれないようこのへんにしておきます。