ウェストミンスター・チャイム
テムズ川の河畔に英国の国会議事堂がありますね。高い塔がそびえていて、それをビッグ・ベンと呼ぶのは知っていましたし、そこの鐘の音が、あの、
ドミレソー ドレミドー ミドレソー ソレミドー
と鳴ることも知識としては、持っていました。
先年、そのそばを通ったときに、何時だったのでしょう、その鐘が鳴りだした。思わず動揺しました。そうだった、このメロディーはここの鐘の音だったのだ、と、あらためて思い出したからでしょうね。本家の音がとりわけ素敵だとも感じなかったです。聞き慣れたあの響きでした。
これは、名称としては「ウェストミンスター・チャイム」というのだそうです。なんと、ヘンデルの作曲とのこと。大谷先生という方の本に出ていました。
日本の学校で、始業・終業時間を知らせるチャイムとしては、もっとも多く使われるメロディーのようです。子どものころから何度も聞いたこのメロディーを作曲した人と、曲名が分かってなんだかほっとしています。