ブロードウェイ・ダンス・センター | パパ・パパゲーノ

ブロードウェイ・ダンス・センター

 ニューヨークのホテルにチェックインしたあと最初にしたのは、「ブロードウェイ・ダンス・センター(Broadway Dance Center, 以下BDC)」の場所を確かめることでした。


 というのも、同行者の、今度の旅の一番の目的がBDCでレッスンを受けることにあったからです。日本語のガイドブックでは、57丁目にあることになっていました。なんとか探し当てて、古いビルの2階にその文字を発見したのですが、どうも様子がおかしい。無人のビルのようです。ビルの前の地べたにすわっていた青年が「引っ越したよ」と教えてくれました。B4版くらいのポスターに移転先が印刷されてありました。


 322 West 45th Street, 3rd FL, New York


が、新しいセンターです。5つスタジオがありましたが、日本のスポーツ・ジムのダンス・スタジオに比べても狭いくらいのスペースでした。


 バレエ、ジャズ(ジャズ・ダンスとは言わないようです)、シアター・ダンス、タップ、ヒップ・ホップ、ワールド・ダンス、などの種目がありました。私には、バレエとタップくらいしか違いは分かりませんが。


 1レッスン1時間半が基本のようです。1回18ドルを払えばだれでも受けることができるようです。回数券はもちろん割引になっています。


 ベーシック、ビギナー、アドヴァンスト・ビギナー、インテンシブ、とコースがあるようです。ものすごく動きのいい人と、私が見てもどうかしらと思える人とが同じレベルのレッスンを受けていたりします。


 スタジオの1面がガラスばりになっていて見学することができます。注意書きがおもしろかった。

 「写真撮影は厳にお断りします。外で振りつけの真似をするのはやめてください。お金を払ってレッスンを受けてください」というようなことが書いてありました。


 レッスンの時間は私は本屋に行ったりしていました。


 終わりころにスタジオに戻るわけですが、レッスン風景を見物するのもわるくないものです。なんたって、若いお嬢さん方が多いですから。男は1割もいない感じ。日本から来たらしいお嬢さんたちも何人かレッスンを受けるのを見ました。


 こういうところで訓練して舞台でダンスを見せるようになるのだろうなあ、と思いながら見学していました。


サミュエルズという名前の女の先生のレッスンを都合3回も受けたオクサンは、自分なりにはうまく踊れたそうで、大満足の様子でした。