ドリームズ カム トゥルー?
シアトル・マリナーズで大活躍のイチロー(鈴木一朗)選手は、早くから逸材を謳われた選手だそうですね。甲子園には出たのかしら。
このあいだ、テキサス・レインジャーズの大塚投手から打ったセンター前ヒットはごらんになっていませんか?
かるーくバットにあてただけ。反動でセンターへ飛んだように見えました。久しぶりにスポーツニュースをハシゴしてくりかえし見ました。神技のようなヒットというのは、いくらイチローでもそう沢山は出ない。これは間違いなくその一本です。私がリキむことではないけれど。
城島もめざましい活躍をしています。つねにイチローを立てる発言をするあたり、隅におけないクセモノですね。キャッチャーはそのくらいでちょうどいい、としましょう。
そのイチローが、シーズン・オフに日本に帰って子どもたちに野球を教えている画面をテレビで見たことがあります。そこでイチローはこういう意味の発言をしていました。
「ぼくは特別才能にめぐまれていたとは思わない。ずっと目標を持って努力してきたからプロの選手になれたんだ、と思う。みんなも、夢を持ち続ければいつかはかなうんだよ」
イチロー選手が、心からそう思って発言しているのはよく分かりました。他のドキュメンタリー番組でも、考え抜いた言葉でバッティングや大リーグ挑戦のことを語る人ですからね。
でも、イチロー選手が不世出のバッターであるのは、努力は無論のことだろうけれど、もって生まれた才能だよなあ、と思わざるをえません。何万人もの野球少年たちに夢を与え続けてくれたのはありがたいことですが、だれでも夢はかなうわけではない、ということも言ってあげればよいのに、と思ったことでした。子どもたちも、じつは知っているのですけどね。