春の小川 | パパ・パパゲーノ

春の小川

 昭和26年(1951)に小学校に入学しました。

 「春の小川」は、3年生くらいに習ったのかなあ。

私どもの歌った歌詞は次のようだった。


   春の小川はさらさら行くよ
  岸のすみれやれんげの花に
  すがたやさしく 色うつくしく
  咲いているよと ささやきながら


ところが、高野辰之が作詞した原曲は、


   春の小川はさらさら流る
  岸のすみれやれんげの花に

  ほひめでたく 色うつくしく
  咲けよ咲けよと ささやく如く


なのですね。明治・大正時代の小学校ではこっちの歌詞を歌っていた。昭和19年だかに一部歌詞が変わり(青)、僕らが歌ったときには、さらに少し変わっていた(赤)ようです。「咲いているよ」のところは、こうだったか、ちょっと記憶がアイマイです。どなたかコメントしてくださるとありがたい。文部省の教科書だから、変えてもいいのでしょうね。

 作曲者は岡野貞一という人だそうです。


 この唱歌のヒントになった小川は、なんと、渋谷の川なのだそうです。びっくりしますが、当時はきれいな水が流れていたのですね。