ベルヴェデーレ宮殿 | パパ・パパゲーノ

ベルヴェデーレ宮殿


 これはウィーンの南東部にあるベルヴェデーレ宮殿です。左手はるか遠くにシュテファン寺院がのぞめるお庭のベンチから撮影したもの。2004年6月18日の夕方でした。


 ここは、クリムトの絵がたくさんあるので有名な美術館です。他にも、エゴン・シーレや、オスカー・ココシュカの絵が見られます。エゴン・シーレの、あの過激な絵画は、私が行ったときには飾られていなかった。


 やっぱり、グスタフ・クリムトが目玉です。『ユディットⅠ』とか『接吻』とか、ため息が出るものばかりでした。ガイドブックによると、短期間に傑作が集中的に産まれたもののようです。

 『ひまわりの咲く農家の庭』という風景画も圧倒的でした。


 ウィーンでも、他の都市でも、トラムという路面電車が走っているところは、まず、それに乗ります。街の風景を眺めるのはこれが一番だと思います。この美術館にもトラムで行きました。

 トラムがないところでは、路線バスに乗ります。同じ目的ですね。


 東京も都電は荒川線だけで、さびしいですね。これから少し延長するのだとか聞きました。



 これは、王宮(Hofbrug)の、多分、こっちが裏側だと思います。


 この中に、私が訪れた少し前に、シシー美術館ができました。お菓子の包装紙やマグカップの表面にデザインされている皇妃エリザベート(シシーは彼女のニックネーム)の複製画は、ウィーンの街中のどこでも見かけます。おそろしいくらいの美女ですね。この美術館では、彼女のゆかりの品々を見せてくれます。今なら、スポーツ・ジムにありそうなトレーニング用具(木製)もあった。

 

 スイスを旅行中に暴漢に刺殺された悲劇の王妃さまですね。ミュージカルにもなっています。