映画音楽の作曲家 | パパ・パパゲーノ

映画音楽の作曲家

 日垣隆の功績のひとつに、『使えるレファ本150選』(ちくま新書)という本も出しているように、文章を書くときに参照している辞書・年鑑などを惜しみなく公開していることがあげられます。彼の本では『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫)がおすすめです。刑法の不備がもたらす戦慄すべき事態を告発する迫力は抜群です。


 彼にならって、私がよく見にいくサイトを紹介します。もちろんご存じの方も多いはずですが。


 http://us.imdb.com/


がそれ。internet movie database の名前で知られているもの。以下の文も、いくつかはここを見てから書きました。


 『サユリ』という、渡辺謙・桃井かおり・工藤夕貴たちが出たハリウッド映画は、映画としてはもうひとつのような気がしましたが、音楽が素敵でした。作曲者はジョン・ウィリアムズという非常に有名な人なのですね。『ミュンヘン』の音楽も彼です。私は見ていませんが『ハリーポッター』の音楽もこの人の作曲になるものらしい。

 

 古くは、ニーノ・ロータ。『太陽がいっぱい』『ゴッドファーザー』など。


 日本の映画音楽にも素敵なものがたくさんあります。


 木下忠司は、『喜びも悲しみも幾年月』の作曲担当でした。「おいら岬の燈台守は」で始まる主題歌は私どもが若い頃はやった歌です。


 『七人の侍』の音楽は早坂文雄です。土まんじゅうの墓(?)がうつるシーン、土ぼこりが立つ景色に重ねて奏でられた、トランペットの旋律が忘れられない。クリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』で、よく似たシーンがあって、やっぱり、主題の旋律をトランペットのソロが奏でていました。

 

 そう。クリント・イーストウッドは映画音楽も自分で書いてしまう才人なのですね。『ミスティック・リバー』でもそうでした。