長年、小学校の先生をしていた方のお話。
あるお天気のいい日、受け持ちの生徒たちが屋上で給食を食べたいと言い出しました。
「わかった。でもね、屋上で給食を食べてはいけないと決まっているの。見つかったら、先生が叱られるから、そーっと行こうね。」
すると、いつもはたいへん騒がしい子どもたちが、静かに静かに、コトリとも音を立てずに、トレイを持って上って行ったのでした。
それを見た先生は、「ほんとうに愛おしく思った」そうです。
彼女は、生徒たちにとって本当にいい先生だったのでしょう。
素敵なお話ですね・・・
冬の雷子の音読の続きけり 度山 紀子