遠い過去のある日、仕事でちょっとしたトラブルがありました。
泣きながら帰ったワンルームの部屋・・・私は母に電話をしました。
めったに、そんなことしなかったのですが。
母は、私の落ち込んだ声を聞いて、元気づけようとしたのでしょう。
でも、母は厳しいひとでした。
特に娘のことになると、冷静になれなかったのでしょう・・・今となれば、そのように思います。
「あなたは、いつもそう!あのときも!このときも!」
ガチャッ!!!電話を切って泣きました。
そんなこと、言わなくたっていいじゃない。
私だって、落ち込むことはある。
2日後、母からの手紙・・・しきりにごめんね、言い過ぎた、ごめんね、と。
言ひ過ぎし言葉返らぬ春の月
母の亡きあと俳句帳より、このような句を発見しました。
作ったのは、あの時と同じ年の同じ月でした。
これが、あの夜のことかどうかは、今となっては知る由もないのですが・・・