富山県の「越中おわら節」を、ご存知でしょうか。
富山市八尾町(やつおまち)では、9月1日より3日まで、おわら祭となります。
「風の盆」ともいわれるこの祭りは、先祖を祀る盂蘭盆会(うらぼんえ)と、豊作を祈願する祭が習合されたものと、いわれています。
この時期は、立春から数えて二百十日ほどになり、稲の開花時である一方で、台風がやってくる時でもあります。
農家ではこれを、「二百十日の風が吹く」といって、案じてきました。
二百十日の風が吹かないように、豊作であるようにと、祈りを込めて、町のひとたちは9月4日の夜明けまで「越中おわら節」を踊り流すのです。
比較的近くに住んでいるせいでしょか、私はおわら祭を見たことがありません。
行こうと思えば、いつでも行けるという距離にいることが、逆に積極性をなくしているのでしょうね。
胡弓の奏でる、もの悲しいおわら節の音色は、よく聴くのですが・・・
ことしも、今朝でおわら祭は幕を下ろしました。
風の盆過ぎて稲刈る老夫婦 浅場 英彦