ここ北陸では、若衆講という行事が、多くの地域で行われています。
若衆講とは、若衆すなわち青年団の主催する報恩講という意味です。
年に一度、冬に行われるところが多いみたいです。
私たちの町内でも、毎年2月14日にやっています。
以前は、持ち回りでどこかの家でやっていたらしいのですが、会館が建てられてからは、そこを会場にしております。
小学校低学年ぐらいの子どもたちを中心に、「今日は若衆報恩講(わかいしゅぼんこう)だから、お参りにきてね」と、独特の節をつけて歌いながら、近所を一周します。
この文句も、節回しも、少なくとも半世紀以上は継承され、報恩講そのもの以上に、町内の冬の風物詩のようになっているのです。
今年も若衆報恩講の日(なぜかバレンタイン・デー)が、やってきました。
夕方、そろそろかわいいお誘い部隊のお出ましかと思っていると、玄関のチャイムが鳴りました。
いつものパフォーマンスに加えて、一軒ごとに声をかけているのです。
それだけ、お参りが少なくなったからでしょうか。
「ことしは一周する前に、みんなのおうちを廻ってきてね」と、言われたのでしょう。
寒いのに、おつかれさま!
掌(て)で受くる若衆講の一夜漬 千田 一路