知人の合唱団の定期演奏会に行った。
最後のステージは、モーツアルトのレクイエムだった。
合唱もソロも素晴らしかった。
モーツアルトのレクイエムを最後まで通しで聴いたのは、初めてだと思う。
今までモーツアルトの曲は、なんとなく、なじめないものがあった。
あの単純で、ころがるように明るく、不気味なほど一定の、正確な音の幅が疲れた。
今回、レクイエムを聴いて、今まで知らなかったモーツアルトに出会ったような気がした。
学生時代に、メンデルスゾーンの「宗教改革」を聴いたときにも、同じような衝撃に遭った。
西洋人に宗教を語らせたときには、誰も太刀打ちできなくなる。
レクイエムは、我々がモーツアルトを介在として、神から受けた賜りものではなかろうか。