今年は数年ぶりに、お雛さまを飾った。
しまうとき、三対ある立ち雛だけを残した。全部片づけてしまうのは、さびしい。せめて立ち雛さまぐらい、もうすこし飾っておいてもいいではないか。
家のところどころに置かれた立ち雛さま。気がついたら、まだ、いらっしゃる。
少々、お疲れかもしれない。でも、お出ましにならなかった数年分、サービスしてくれてもいいだろう。
お雛さまにしても、暗い箱の中にいるより、楽しいに決まっている。
我が家はいつも、こうである。クリスマスツリーも、12月25日を過ぎても飾っておいた。
理由はおなじ。片づけていまうのが、さびしかったからである。だが、西洋ではイエス・キリストのお生まれになった12月24日をはさんで、その前後をお祝いするらしいから、我が家もそれにならって、しばらく出して
おいた。これは、なんとか恰好がついた。
さて、お雛さまの方は、というと・・・
初代加賀藩主、前田利家公は、3月3日に亡くなった。それで、加賀藩では、3月3日の命日を避けて、
4月3日に雛祭りをしたという。今でも兼六園に隣接する前田家の建物である成巽閣では、4月まで
雛人形を展示している。よし、うちも前田家にならって、4月まで出しておいてもいいことにしよう。
でも4月も、あと数日しかない。窓からそそぐ日差しも、だんだんつよくなってきた。
日差しで、お雛さまの色がうすくなったら、今度こそ言い訳のしようがなくなる。
そろそろ片付けないと・・・