現実は小説よりも奇なりということばがあるが、様々な趣味、業種のひとと話をするとたいへん興味深い話を聞かせてくれることがある。
今回はある舞台人を目指していた女の話だ。
彼女は学生時代、舞台人を目指す友人たちと「デ部」なるサークルに所属していたのだという。デブ、太っている人のことをさすただの悪口だ。ちなみに彼女の印象としてはすらりとした手足を持った長身の女性でおよそデブには値しないような容姿であった。
それでも自らをデブと律するのであるから、舞台人というのは我われよりも厳しい環境下におかれているんだなぁと感じる。
ちなみに、デ部であるがその活動内容もなんともストイックで「私たちは太っているから運動しなくてはならない!」と自らを戒め、本気のエクササイズダンスに興じるのだという。
下校時間の後、30分間集まってエクササイズダンスを踊り狂うのだという。ニットのセーターが湿るほどの汗はひどい臭いを放ち、それはくさかったのだと彼女は言った。
デ部のメンバーで飲みに行くときはサラダを中心に頼むなど、なかなか楽しく活動していたようである。
デブというインパクトに驚かされたものであったが、なんとも楽しそうな活動内容である。
現実は小説よりも奇なりとは申しますが、そのような言葉の衝撃を文面に散りばめるユーモア。いつか自分の小説に登場させたいと企んだほどだ。
それでは今回の話はこのへんで、またお会いしましょう。