自分の文章をよくするための方法 | 夢は小説家ですと本気で宣ふブログ

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文章の世界に魅入られた小娘が、妄想を書籍化しようと奮闘する日記。

 私の鞄の中にはいつでも1冊本が入っている。
 それは、携帯の充電がなくなったときや、友達が先に下車したときなどなんとなくやることがなくなったときに読むために入っている。
 いま、入っている本は伊坂幸太郎の「マリアビートル」だ。

 ところで私がいま一番お気に入りのテレビ番組は林修の「今でしょ! ハイスクール」なのだが、みなさんはそのテレビ番組をご存知だろうか?
 時の人となっている林修が、普段とは逆の立場の生徒となって各界の巨匠に物事を教わるといった趣旨の番組なのだが、これが面白い。
 今までで一番好きだった授業は葉加瀬太郎の教える「クラシック音楽の世界」だったのだが、そのとき葉加瀬太郎は言った。モーツァルトは最も「神様からのギフト」を受け取った人物であったと。
 モーツァルトの音楽は1小節の間にいくつもの仕掛けがされていて飽きる暇もないのだという。聞けば、モーツァルトは天才だから音楽が次々と降りてくるから考えることなく譜面を起こしていたんだそうだ。そう説明されて葉加瀬太郎が奏でるヴァイオリンを聴く。なるほど、音楽が次々と転換していくのが分かった。
 私の母も昔からピアノを弾いているので音楽には詳しいのだが、母もモーツァルトの音楽はぴたりと当てるのだ。「モーツァルトの音楽は音が跳ねる」と。なるほど、そう言われると跳ねているような気がしてくる。

 1小節で作曲者が分かる。たくさんの仕掛け。遊び心。そういうものが伊坂幸太郎の文章にはある。期待を裏切る仕掛けが1つの場面にいくつも用意されている。「おいおいマジか。どうなっちゃうの?」考えているうちに時間は過ぎて、気付けば時間なんてものは悠に過ぎている。
 これなんだ。現実を忘れる。熱中して周りが見えなくなる。そういう本が私は書きたい。考えたことをなぞるだけの話は駄目だ。助けだすはずの姫が主人公よりも強くて悪の城を乗っ取ってしまっているような、王子様の助けを待つ健気な少女が王子様よりも成功して金持ちになってしまうような、常識にとらわれない遊び心をもっともっと文章に散りばめて読者を楽しませる。そんなことができれば私の文章はまた一段階、成長するのかも。

 そんなことを考えた夜でした。長い!(笑)