行き場のない気持ちに名前をつけるならば、それが思春期でした。 | 夢は小説家ですと本気で宣ふブログ

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文章の世界に魅入られた小娘が、妄想を書籍化しようと奮闘する日記。

 若気の至りだ。なぜそのようなことがしたかったかは分からない。
 体内で強力なエネルギー源をもて余していた。雲が雲を吸収して雨雲になるように、エネルギー源は勢力を増していった。
 気が付いたときには手遅れで抑えられない気持ちが暴言や奇行に形をかえて体外に放出された。あんなことを言うつもりはなかった。なんであんなことをしたのか分からない。制御不能だったんだ。自分の我慢の限界だった。
 思春期はホルモンバランスの関係や大人になることへの不安感からくるといわれる。考えることを知った生命体は、その小さなストレスを発散する方法が分からなかったのだ。「そんなことで?」大人たちが口を揃える。そんなことすら一大事で若者たちは苦しんでいるのだ。
 思春期という、気持ちに区切りがつけられない時期がある。その頃の自分のことは自分でもよく分からない。
 そんな時期なのだ。思春期というのは。