いい仕事、グッジョブ、そんな言葉を時々「大人の本気」と言いかえる。
私は、大人の本気が大好きだ。
中学生の時、観ていたアニメで自覚した。
声優さんの本気の演技で思わず泣いてしまった時だ。
「痛いよ」という台詞が痛烈にささって動けなかった。泣きながら喋ると声は細くなる。涙すら浮かんでいそうな繊細さと、絞り出すみたいなか細い声。衝撃だった。
考えてみれば、アニメは声優さんだけじゃなくて、脚本があって絵があって、背景があって、音がある。多くの人が携わって初めてひとつの作品が出来上がる。
中学生の私には持ち合わせていない技術が集約してあって、凄いなと単純に敬った。
そうして、私は文学にはまるんです。
まっ白い紙の上に文字が羅列している。教科書と何ら変わりはない。白と黒。
でも、全然違う。物語が広がっている。経験した事のない体感がある。心が揺れ動く。
そんなわけで、いま、文章を書くことに今一度集中しているのです。