
公開前 荒井由美の「ひこうき雲」をバックにした4分間予告編を 3度ほど観て、そのたびに 条件反射風にウルウル感激してしまうという次第、あの予告編が もぉすべてだったということで 本編にも しっくりほっこり、宮崎駿魔術に 唸らされました(^^♪
(その「ひこうき雲」は 本編ではエンドタイトルに流れるのですが、あたし的な この曲への思い入れもあり ただただ呆然と。「ひこうき雲」の収められた あのデヴューアルバムは 今もあたし的家宝、ターンテーブルに何度かのせて 何度聴いたことか。)
主人公堀越二郎の 目眩く夢シーンの鮮やかさ、同時に苦さも ちらちらと。哀しいラストも あなたは生きてと 菜穂子の声が聞こえ 美しい。
二郎と奈穂子の 帽子・パラソル・紙ヒコーキを介したシーンから、宮崎作品では始めての すこし官能的なほどの婚礼・初夜のシーンと、どきどきしてしまう シーンが素晴らしく、菜穂子さんの凛とした表情が 美しい。
二郎の 始まりの夢シーン、屋根のてっぺんからブルンブルン飛びたつ 飛行シーンが見事で これぞ宮崎節、正直 このしょっぱな夢飛行で 身体震えちゃいました、また この映画では決して 飛行は成功していないという常も。
大震災シーンのリアルさに圧倒され その時代の細々とした背景描写に また圧倒されます。
零戦を設計する その過程の積み重ねが描かれますが、戦争へ突き進む時代背景は 映画はぼんやり しています。実際 戦闘戦場シーンもありません。
そこが この映画の誠実さ また奥ゆかしさに。
最後まで棒読み状態の 声・廣野秀明さんが ひょっとすると 映画の要かも。
キャラでは、二郎兄さんには いつも怒ってる加代さん(声・志田未来さん)が 大人ポニョ風で 大好き(^^♪
2013.7.22 津 マイカル ★★★★★