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大きな掌が太腿の上を滑る。
生地越しでも感じられる、激しい熱さ。
彼の興奮が伝わり、櫻井の剥き出しの首筋がぞわりとした。
彼の香りが強く匂う。
彼は、今……、ヒートなのだろうか。
いや、違う。
そこまでの狂乱は感じられない。
きっと長いこと、オメガの性を自身で操ってきたのだろう。
弱者でありながら、強者でもある。
薄い笑みを浮かべ身を乗り出す彼の重みが掌から伝わり、さらに熱が広がる。
今度は下腹部あたりがあっけなく疼く。
……我ながら、情けねえなあ。
小さく息を吐く。
「行儀が悪いな。テーブルに腰を下ろすなんてさ」
「行儀なんてかまってらんねえーよ。ねえ、一度でも俺を味わえば、きっと病みつきになるぜ」
そう言い放つと、不埒なほど淫靡で明るい笑みを浮かべた。
不意に、櫻井はそんな彼に悲しみを覚える。
その明るさの裏側にある、彼の孤独の息遣いに気が付いたからだ。
一人で生きていけると、そう自分に言い聞かせながら、どれほどの孤独に耐えてきたのだろうか……。
思わず手を差し伸べてしまいそうになるのを、強いて押しとどめる。
「おまえ、可哀そうな奴だな。実際に運命の番に出会ってないから、そんなふうに決めつけられるんだよ」
「はあっ!?」
驚きと言うよりも、沸騰した激しい怒りの波動。
何か根深いものを感じてしまう。
タツヤは立ち上がると、うろうろと部屋の中を歩き回った。
「俺は、イイんだ!運命の番なんて夢物語はどうでも。自分で選んだ奴とヤりたい!自分に相応しい相手を自分自身で見極めたいんだよ!」
そんなタツヤを、櫻井はただじっと大きな瞳で静かに見つめる。
「じゃあ、キスしてみようか?」
タツヤの足が、その場に釘付けになったかのように止まった。
信じられないものを見るかのように、ゆっくりと顔向け、声の主を見やった。
「それが、おまえの望みだろう?」
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忘れた頃にやってくるオメガの更新。
大変申し訳ございません。
皆様、お元気ですか?
一気に夏が行き、秋が何かを急き立てますね。
それぞれのドラマも無事に終わり、任されるお仕事も順調。
言うことなしではありますが、
やっぱ、櫻葉CM はどんなご褒美なんでしょうか!!??……ってくらい最高ですよね!
さて、11月3日は、5人からどんな贈り物を頂けるんでしょうか?
今からもうドキドキで心臓が持ちません!