こんにちは、心理カウンセラーの星蘭真弓です。
梅雨に入った地域も多いと思いますが、6月はバラが咲き乱れて大好きな季節です。
さて、今日は、仕事や人間関係で役立つものの考え方を一つご紹介します。
「共感することより大切なのは、相手の視点を持つこと」
一般的には子育てなどでも「共感」することが大切だと言われています。
でも、今の状況を変えたい、変化を起こしたいと思うなら、「相手の視点」を持つことのほうが重要です。
例えば、医師が患者の病状、不安や混乱、痛みに共感したとしたらどうでしょう?
辛さを分かちあうことだけでは、治療はあまり進みませんよね。
また、こんな話がありました。
女子高生のグループがホームレスの人たちにカラフルな毛糸で
「柔らかくて暖かいマフラー」を用意しました。
ですが支援団体に持っていったところ
なんとほとんどが受け取ってもらえなかったのです。
理由は「とても目立つことと、首を絞められる可能性がある」ということでした。
可愛いもの、目立つものが好きじゃない人や
日々、命に危険を感じて生活している人もいるという
極端な例ですが、相手の立場に立ってみるとうなづけます
その後、高校生たちはホームレスにアンケートを取り
編み上げたマフラーを売ったお金で「靴下と下着」をプレゼントしました。
もちろんとても喜んで受け取ってもらうことができました!
相手の視点に立って「その人は今何を思って何を見ているのか」と考えると
相手の求めているものを知ることができます。
相手の立場に立って物を見ることは難しくありません。
少し練習が必要なだけ。
一番簡単で良い方法は「相手に聞くこと」
「何をどんなふうに感じているのか」を聞いてください。
そして相手の答えを好奇心を持ちながら聞きましょう。
これが他人の立場に立つ始まりです。
そうすると、その人の視点に立って行動を起こせます。
その行動は単なる共感によるものより、ずっと効果的です!
パートナーや家族に対しても
「何を考えているのかわからない」ときは
勝手な憶測はやめて素直に聞いてみましょう。
そのやり取りがうまくいくようになると、コミュニケーションが活発化して
問題の多くは解決することができます。
最初はうまくいかなくても、何度か挑戦してみてくださいね。
対人関係・コミュニケーションが円滑に進むと人間関係の問題は解決します。
人と繋がることは幸せの最大の要素です!
対人関係を学んで豊かな人生を♪