施設入居している認知症の実母、 癌闘病の義父、腎機能低下の義母の遠距離介護中、 40代2児の母「たねちん」の介護記録です。


母が落ち込んだ時、
号泣する時に、
怒った時に、
いくつか落ち着かせる記憶があります。


その一つが
母小6の時亡くなった父親のことです
(私にとっては祖父)

母は5人姉妹の末っ子
愛嬌があり頭も良く、皆んなの自慢で家族に愛されて大切にされて来ました。

特に父親は
お客さんが来ると母を膝に入れ自慢話

「この子は頭が良くて、、、」
「器用でなんでもこなす」

恥ずかしかった、と嬉しそうに話します。



そして極め付け、鉄板話!

母が幼い頃
怪我をした時に父親が早く帰り、病院に連れて行ってくれたそう。慰める為に籠とそれいっぱいにオヤツを買って詰めてくれたこと。

「そのカゴはね、
赤は明るめで、白はクリームがかった感じで、大体これくらいの大きさで(手を広げて)モダンな感じで、今だって子供に与えるようなものでは無いの。近所の人が振り返って私を見てね、それでね、それでね…」


もう1000回は聞いていると思う。
ワンセット10分辺り。

すくな〜く見積もって
週3×月12=年144回。
かけることの8年。
1152回になりますびっくり

連続して繰り返すこともあります。
どんな話も5回は聞きましょう
と何かで読んだことがありますが、
普段なら3回辺りから疲れて来る。


でも、
この話は嫌じゃないんです。

子供の頃から聞いてたと言うのもあり

「何かで辛い時は、
父親の話をするとまた頑張ろうと思う」

と言っていた母を思い出すからです。


今、私が子供を育てていて
介護と重ねることがあります。

子供達も、
年老いておばあちゃんになれる所まで生きてくれたら、その人生できっと病気にもなるし、多分投げ出したくなる様な嫌なこともあると思う。


その時に、
自分が育てている今を軸にして、心を癒して、その場であるようにあって欲しいな、とそう思います。


そうならば、
私の小さな人生だって
捨てたものではなく、

「生きた甲斐があるな」

と思います。



お読みくださりありがとうございます
たねちん m(_ _)m