私が昔所属していた研究室でのこと

 

教授が普通ではなかったことが全ての原因であったが。

 

卒業研究のため他大学から4年生が派遣されてきていた。

 

医学部の研究室で当時は修士課程の学生がいなかった。

 

外部の学部4年生にとっては教授との関係でとても居心地のよいところであり、彼らは毎年、いごごちのよいところですね、といって卒業していった。

 

2年後、そのいごごちの良さを思い出して博士課程に入ってきた学生がいた。

 

修士課程を卒業したあとアプライした企業の研究職が全て不採用になったためだ。

 

研究室にはいってきたとたん、そいつが教授に研究の話を持ちかけるたびに、

 

教授からすごい剣幕で否定され、怒鳴られていた。テーマももらっていなかった。

 

哀れな奴。

 

4年学生のときに自分は教授と馬が合うと思い込んでいた大バカの実態である。

 

自分だけは特別だと思い込んだ最低人間の話である。

 

4年生と博士号を目的とした院生とでは学生としての待遇は天と地だということに気づいていなかった愚か者である。

 

しかもそいつは、私のデータを当然のごとく持って行き、そいつの

 

ファーストオーサーで論文投稿されたりしたが、アクセプトされなかったので

 

データは取り戻せた。

 

自分は教授に特別優遇されているから他の人間のデータを勝手にもらう権利があると

 

思っていたようだ。

 

データを持って行かれていたとき、私は意味がわからなかった。

 

アクセプトされるわけがないことくらい自分でも知っていたので抵抗しなかった。

 

3日ほどで教授が適当に書いた論文がアクセプトされるわけがないからだ。

 

すごい奴がいるもんだな。

 

修了まではこれらとの戦いだった。

 

これも私が人を信じて成したことなので自分の責任だと思っていた。当時はどこに逃れていいかわからなかった。大学長に相談するとかあったのかもしれないが、今のようにセクハラパワハラアカハラの時代じゃない。

 

そもそもこれは前大学の教授から紹介された研究室なので、前の教授がおそらく私の泣き寝入りを狙っていたのかもしれなかった。