文系の色検1級奮闘記14~Lab,オストワルト | クリスチャン・カラーリストの色でワクワクするブログ

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私にとって難関だったXYZ表色系の後の、
L*a*b*、オストワルト、NCSの表色系は
思ったより理解しやすかったです。



簡単にそれぞれの表色系を書いてみます。


L**b*



XYZ表色系のxy色度図では、色の感覚的な差を
区別できないという問題がありました。


それで、知覚的に均等な色空間を得るために、また

多くの変換式が提案されました。



そのうちの一つがL**b*表色系で、日本の産業界でも
一般的に用いられています。


L*a*b*のLは明度を表し、

もっとも明るい白が100、もっとも暗い黒が0で、

中心の縦軸にLが置かれます。


*b*は、クロマチック指数と呼ばれ、色相・彩度を表します。

*は、赤-緑 方向

*は、黄-青 方向



a*とb*の線は直角に交わり、その中心にL軸が垂直に

立つ、球体の形をした三次元の色空間となります。



図だとわかりやすくなります。



Color Impression



たとえば、サンゴ色のような色は、

L43.31

a+47.63 b+14.12

というように表します。


Lでは、43.31なので真ん中より少し下の明るさ、

a+b+の範囲にあるので、黄~赤のゾーンにあり、

bよりaが大きいので、赤よりの色ということが

わかります。


この表色系では、2つの三刺激値がわかっていれば、
2色の色の差(色差)が計算で求められるので、

厳密な色を出すことが要求される産業部門では、

製品の色のばらつきを極力抑えるため、

各製品の色と、基準の色の色差を調べて、

許容範囲かどうかをチェックしているそうです。




<オストワルト表色系>



オストワルト表色系は、1920年ごろに、ドイツの化学者
オストワルトが考案した、回転混色を使った
混色系の表色系です。



おおもとになっている考え方は、
「あらゆる色は白色、黒色、純色を回転混色することで

つくることができる。」

というものでした。



どの色も、
白色+黒色+純色=100
で表します。



また、色相環を考えるとき、ヘリングの反対色説の
心理4原色(赤、緑、黄、青)に相当する、
完全色と呼ばれる色を基準として、互いに向き合うように
おき、24色としました。



無彩色は、
a,c,e,g,i,l,n,p
というアルファベットで表され、無彩色の段階を
表示しています。


もっとも明るい白がa、もっとも暗い黒がpです。


色の表し方は、

無彩色では、白色量

色相-白色量-黒色量

という組み合わせで表され、

たとえば原色の赤だと、

8pa

となります。


オストワルトでよく出る図が、

下の等色相三角形です。



Color Impression


化学者が考えだした理路整然とした形ですね。