【ロンドン市場概況】
 16日のロンドン外為市場では、ドル・円は80円55銭から80円77銭まで上昇。対欧州通貨のドル買いに連れて堅調に推移した。ユーロ・ドル は1.4159ドルから1.4073ドルまで下落した。本日中にギリシャの内閣改造が行われるとの報道を嫌気して、ユーロ売りが強まった。ユーロ・円は 114円23銭から113円50銭まで下落した。
 ポンド・ドルは1.6181ドルから1.6099ドルまで下落。英国5月の小売売上高の下振れを嫌気してポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.8521フランから0.8482フランまで下落した。対ユーロでのスイスフラン買いに連れて、スイスフラン高に推移した。

【経済指標】
・英・5月小売売上高:-1.4%(前月比予想-0.6%、4月+1.1%)
・ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値:+2.7%(前年比予想+2.7%、4月+2.8%)

【要人発言】
・ヒルデブランド・スイス中銀総裁
「現在の為替動向を懸念している」
「物価安定を維持するという任務を果たすためのあらゆることを行う」

・ラガルド仏財務相
「ギリシャ支援のために全力を尽くす」
「ギリシャはユーロ圏にとって重要な国だ」

・レーン欧州委員
「ギリシャが7月に融資を受け取ることを確信」
「ギリシャのデフォルトシナリオは回避できるだろう」
「民間セクターの役割は7月11日に最終決定」
「スペインは引き続き財政赤字削減の取り組み必要」

・欧州連合(EU)
「ギリシャに関する中期的な決定は7月に」
「ギリシャ向け次回融資分は全額提供を予想」

・ビニ・スマギ欧州中央銀行(ECB))専務理事
「ギリシャの債務延長はECBの指針を破る行為だ」


【ニューヨーク市場寄付】
・ドル・円80円66銭、ユーロ・ドル1.4096ドル、ユーロ・円113円70銭、ポンド・ドル1.6099ドル、ドル・スイス0.8485フラン

【ニューヨーク市場概況】16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は、80円60銭から80円94銭へ上昇し、80円66銭で引けた。予想以 上に減少した新規失業保険申請件数や、予想を上回った米5月住宅着工件数を好感した買いが先行した。ユーロ・ドルは1.4075ドルから1.4224ドル へ上昇し、1.4213ドルで引けた。欧州政府高官が日曜の財務相会合でギリシャ支援に関して合意に達する可能性を示唆したことなどを受けて、ギリシャの 速やかなデフォルト(債務不履行)懸念が緩和し、売りが後退した。ユーロ・円は113円61銭から114円66銭へ上昇した。ユーロの回復に連れた買いが 先行。ポンド・ドルは1.6079ドルへ下落後、1.6161ドルへ反発、ドル・スイスは0.8519フランへ上昇後、0.8475フランへ反落した。

【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
・22.73←21.32日中最大24.65(2010年最大:48.20、09年最大:57.36)
【原油市場概況】NY 原油先物は小幅反発。石油輸出国機構(OPEC)が月末にかけて原油輸送量を7週間ぶりに減らすとの観測や、週間新規失業保険申請件数が予想を下回るなど 好調な米経済指標が買い手掛かりとなった。しかしながら、ギリシャ債務問題が引き続き警戒されることで買いの動きは限られた。原油先物7月限は、前日に付 けた4カ月ぶりの安値水準からの戻りが鈍く、前日終値付近での推移に留まった。

【株式市場概況】米国株式相場はまちまち。ダウ平均は64.25ドル高の11961.52、ナスダックは7.76ポイント安の2623.70で取 引を終了した。小幅上昇して始まったものの、6月フィラデルフィア連銀製造業指数が予想外の低下となったことや、ギリシャ情勢の不透明感を嫌気して下落に 転じた。明日にオプションや先物取引の決済日を控えてポジション調整の動きも目立ち、引けにかけて反発する展開となった。セクター別では、食品・生活必需 品小売や保険が上昇する一方で自動車・自動車部品や素材が軟調。6月新築住宅着工が予想を上回ったことでDRホートン(DHI)など住宅メーカー各社が上 昇。銀行のキャピタル・ワン(COF)はINGグループの米国リテール部門の買収観測で上昇。一方で格付会社のムーディーズ(MCO)はアナリストの投資 判断引き下げで下落した。オフィス用品小売のオフィスデポ(ODP)はUBSが投資判断を「売り」としたことで軟調。ギリシャ問題に関して明日、ドイツと フランスの首脳会談が予定されており、救済に向けた何らかの進展があるか注目を集めている。
【通貨オプション】ドル・円オプション市場で変動率は上昇。リスク警戒感を受けた買いに変動率は6月初めの高水準となった。リスクリバーサルでは円先高感に伴う円コール買いが後退。

・変動率
・1ヶ月物9.36 %⇒9.58%(最近の高値08年10/24=45%)
・3ヶ月物10.17%⇒10.58%(08年10/24=31.044%)
・6ヶ月物11.25%⇒11.53%(08年10/24=25.50%)
・1年物12.50%⇒12.66%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)
・リスクリバーサル(25デルタ円コール)
・1ヶ月物+0.63%⇒+0.57%(08年10/27=+10.90%)
・3ヶ月物+0.94%⇒+0.92%(08年10/27=+10.90%)
・6ヶ月物+1.16%⇒+1.13%(08年10/27=+10.84%)
・1年物+1.38%⇒+1.39%(08年10/27=+10.71%)

【経済指標】
・米・1-3月期経常収支:-1193億ドル(予想-1300億ドル、10-12月期-1122億ドル←-1133億ドル)
・米・先週分新規失業保険申請件数:41.4万件(予想42.0万件、前回43.0万件←42.7万件)
・米・5月住宅着工件数:56.0万戸、前月比+3.5%(予想54.5万戸、4月54.1万戸←52.3万戸)
・米・5月建設許可件数:61.2万戸、前月比+8.7%(予想55.7万戸、4月56.3万戸←55.1万戸)
・米・6月フィラデルフィア連銀業況指数:-7.7(予想+7.0、5月+3.9)

【要人発言】
・政府スポークスマン
「ギリシャの内閣改造は17日に発表へ」

・パパンドレウ・ギリシャ首相
「午後4時半から議員らと会合招集をする」
「メルケル独首相と債務、ギリシャの変革について協議した」
「ギリシャの危機は波及し、欧州の問題へ」
「ギリシャには今まで以上に統一が必要」
「大きな改革を推し進める必要」
「ギリシャは7月に支援を受ける」

・国際通貨基金(IMF)
「我々はギリシャ支援を継続する用意がある」
「次回のユーロ圏財務相会合においてギリシャに関する前向きな結果を予想」
「支援は、ギリシャが合意した改革の実行が前提」

・ヌーナン・アイルランド財務相
「ギリシャ向け長期計画決定は秋になる可能性」

・ユンケル・ユーログループ議長
「主要な問題は、民間部門の役割」
「民間の役割については様々な選択肢が用意されている」
「リプロファイリングがギリシャにとって最善の選択」
「民間部門の関与は自発的であるべき」
「ギリシャ問題、欧州中央銀行(ECB)の基本原則は順守すべき」
「ギリシャは、財政赤字削減達成に膨大な努力が必要」
「欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)の支援規模は、債権者の役割次第」

・ファンロンパイEU大統領
「ユーロは強いファンダメンタルズが基本」
「ユーロは安定し、強い通貨」
「2011年、2012年の成長は2%かそれ以上を予想」
「債務危機は、解決可能」
「ギリシャは政党政策をしている時間はない」

【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
・為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
・ドル・円 80.62 80.94 80.55 80.66
・ユーロ・ドル 1.4138 1.4221 1.4073 1.4213
・ユーロ・円 113.98 114.66 113.50 114.64
・ドル・スイス 0.8509 0.8521 0.8473 0.8477
・ポンド・ドル 1.6143 1.6181 1.6079 1.6158
・株式市場:
・NYダウ 11896.13 11990.02 11875.77 11961.52
・ナスダック 2631.98 2642.65 2599.86 2623.70
・債券市場: (始値) (終値)
・米国債 2年物 0.378 0.381
・米国債10年物 2.970 2.928
・米国債30年物 4.198 4.176
・先物市場:
・NY金先物 1528.5 1534.0 1522.0 1529.9
・NY原油先物 94.71 95.43 94.36 94.95
《KY》
今日の夕方発表の、フランス・5月CPI発表に向けて調整が入ったのでしょうか・・・。


ユーロ圏財務相会合、ギリシャ支援策で結論出ず。

[ブリュッセル 14日 ロイター] ユーロ圏財務相会合は14日、ギリシャの追加支援策を協議した。会合では民間投資家をどのように関与させるかが話し合われたが、この日の協議では結論が出ず、市場では17日の独仏首脳会談に注目が集まっている。

 ギリシャ向けの追加支援策をめぐっては、ドイツが、ギリシャ国債を保有する金融機関・年金基金・保険会社に国債の交換を求め、償還期限を7年延長する案を提示している。

 オランダも同案を支持しているが、格付け会社は、同案が実行されればデフォルトに該当するとの見解を示している。

 欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会、フランスは、ドイツ案では他の欧州諸国に危機が波及する恐れがあるとして、既存国債の償還期限到来時に、投資家に好条件を提示するなどして、新規国債への投資を促すことが望ましいとの立場をとっている。 

 ショイブレ独財務相は会合終了後、記者団に「結果は出てない」と発言。

 ルクセンブルクのフリーデン財務相は、見解の差は縮まってきており、引き続き月内の合意を目指すと述べた。

 ユーロ圏財務相会合は19日夕方も協議を続ける。

 ギリシャの混乱回避には、6月23─24日の欧州連合(EU)首脳会議までの合意が必要とみられているが、市場では、17日にベルリンで行われるメルケル独首相とサルコジ仏大統領の会談で、最終案の概要が示されるのではないかとの見方が浮上している。

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20110615-00000041-reu-bus_all


5月の予想と結果です:


                             結果      予想      前回

・英 消費者物価指数(CPI)  前月比      0.2%    0.2%    1.0%




・消費者物価指数(CPI)  前年同月比      4.5%    4.5%    4.5%




思ったほど良くなかった(アイスランド火山の影響か?)ようですね。ロイヤルウェディングの影響が無かったのかと思います。